ヤマト運輸がアマゾンに対し、Amazonプライム会員向け即日配送サービスの荷受量の縮小を要請していることが明らかになったそうです。
「即日配送サービス」は注文のあった当日中に届けなければならず、待ったなしのサービスなので最優先の業務となります。また、配送業の通常業務にあたる、集荷した荷物を夕方以降に営業所で行う仕訳や配達・配送も、次の日の業務に支障が起きないように間に合わせなければならず、いずれもお尻が決まっているので、現場サイドで知恵をはたらかせて解決するといったレベルのものではありません。
話題となっている今回の配送業のほかにも、飲食業やスーパーといった接客業などでも価格競争激化の末、従業員にそのしわ寄せがきているといわれています。
働き方改革によって労働環境を改善し労働賃金を見直すためには、顧客に提示する料金や提供するサービスレベルの見直しが伴う、ということが示された出来事でありました。